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注意が必要な祝祭日

インドネシアの国定祝日で毎年日にちが決まっているのは
 元旦:1月1日、インドネシア共和国独立記念日:8月17日、クリスマス:12月25日
これら以外の祝祭日は、ウク暦、サカ暦、イスラム暦など太陽暦ではない宗教的な暦で決まるため毎年不定期となります。
旅行者にとっては不便を感じる祝祭日もありますので参考にして下さい。


Nyepi ニュピ
サカ暦(月の満ち欠けで決まる)によるバリニーズの新年です。
この日は悪霊から身を守るために瞑想する日とされ、いかなる活動も禁じられています。旅行者はホテルから出ることができず、外出すると逮捕される場合もあるようです。
大きなホテルのレストランは営業していますが、小さなホテルに宿泊される方は事前に食料品を買っておく必要があるでしょう。
外出できないのは1日だけですが、前後数日は街の多くのお店が休業しています。
旅行者にとって不便になる祭日ですが、前々日から各地の浜辺で儀式が行われ、前日にはオゴオゴと呼ばれる山車が街中を駆け巡る盛大な祭りがあります。イベント好きな方はニュピを狙って旅行に行かれるのも面白いかもしれません。
毎年2~5月で2014年は3月31日です。


ニュピ前日のオゴオゴ

Idul Fitri イドゥル・フィトゥリ
イスラム教の断食(プアサ)は、イスラム暦ラマダン月に約30日間行われます。(毎年11日ほど早まっていくようで不定期になります)イドゥル・フィトゥリはレバランとも呼ばれ断食期間明けの大祭となっています。2014年は7月28~29日です。
バリの人々の多くがヒンドゥー教なのでイスラム教の祭日は関係ないように思われるかもしれません。しかし、イドゥル・フィトゥリから10日から2週間ほど大祭に合わせ休みを取り旅行に出かける人が多いのです。(バリ島はインドネシアの人々にとってもリゾート地なのです)
一番不便に感じるのは道路の混雑ではないでしょうか?自家用車でバリにやってくる人も多いのです。この時期に旅行される方はオプショナルツアーなども早めに予約して、現地での行動も早めに出発するなど対応策が必要です。


Galungan/Kuningan ガルンガン/クニンガン
ペンジョール これはバリ島だけの祭日です。
ガルンガンは日本のお盆のようなもので祖先の霊が戻ってくる日とされています。人々は正装して寺院に参拝を行います。
クニンガンはガルンガンの10日後で祖先の霊を送り出す日とされています。
ガルンガンから数日は官公庁や一部のお店が休業となり道路も多少混みますが、大きなレストランやショップは営業もしていますのでこの期間を避けるほどではありません。ペンジョールと呼ばれる長い竹で飾り付けをし各地で儀式も行われていますので、いつもと違ったバリを楽しめる期間でもあります。
ウク暦を基に210日周期なので不定期な祭日です。2014年のガルンガンは5月21日、クニンガンは5月31日です。