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ぶらりバリ島 くまりんのバリ島マンガ

ボールペンはボールペン



バリ島のボールペンはあまり良くない。あまり...じゃないな、全然良くない。
プラスチックの筒に入った筆記用具。まあそれは当たり前なんだけど、擦れたり書けなかったり、ひどいものだと平気でドバドバとインク漏れがする。持ち手に何の工夫もないので少し持ってると指が疲れてくる。
それじゃあ...と思って、顔見知りになったホテルのスタッフとか事務をやってる友達とか、ボールペンをよく使うであろう知り合いにはボールペンをお土産として持って行ったものでした。
最近気がついたんだけど ( 皆が皆じゃないけれど ) ボールペンはボールペンらしいのだ。極端な話、インク漏れするインドネシア製のボールペンと日本製の(ちょっとお高い) ボールペン、2本が並んであっても どっちを使っても同じようなものらしい。 「 デザインは違うけど ボールペンはボールペン、何が違うの? 」 と言う友人もいた。
うーん、なるほどね。彼らは そこ ( 機能性とか使い勝手とか ) には興味がないのかもしれないな。
始めはあまり違いがわからなかったけれど、使っているうちに ( 使わなくなってから ) その違いに気がついて手放せなくなる...そういったモノは結構あるものです。文房具もそうだし、調理器具や食器、衣料品なんかもそうだったりする。
ただのボールペンなんだけど、その違いを説明することは難しい。実際に自分で遣ってみてその違いに自分で気がつくものだしね。まあ気長に待つことにしましょう。そのうち気がついてくれるでしょう。
昔の日本も同じようなものだったしね。ファッションなんかもそうだったけど、右へ倣えで同じ物を持ったりね。モノにこだわりを持つ、違いがわかる...ようになったのは、ここ10年20年くらいのことのような気がします。